最近インストールした Raspbian Jessie Lite が SSH 接続できない?

Crystal Signal Pi が 届いた ので、さっそく Raspbian を セットアップし、Crystal Signal Pi の ソフトウェアを入れて発光色を変えてみたいと思ったところ、まさかの SSH ログインができないというトラブルがあり、意外とはまったのでメモしておきます.

作業環境

  • Windows 7
  • Raspbian Jessie Lite (Release date: 2017-03-02)

トラブルの状況

新規に Raspbian Jessie Lite を SD カードに焼いて(いや、SD だから焼かないですがイメージとして…)、Crystal Signal Pi を 搭載した Raspberry Pi 3 Model B を 起動しました.
そして初期設定のために SSH を したところ、どうしてもつながらないという状況が発生.

1
c:\Temp> ssh pi@raspberrypi.local
2
ssh: connect to host raspberrypi.local port 22: Unknown error
3
4
c:\Temp> ssh -v pi@raspberrypi.local
5
OpenSSH_7.3p1 Microsoft_Win32_port_with_VS, OpenSSL 1.0.2d 9 Jul 2015
6
debug1: Connecting to raspberrypi.local [ea13::2f1:0d1:adXX:dab%10] port 22.
7
debug1: socket:444, io:000000000030EE60, fd:3
8
debug1: finish_connect - ERROR: async io completed with error: 107, io:000000000030EE60
9
debug1: connect to address ea13::2f1:0d1:adXX:dab%10 port 22: Unknown error
10
debug1: close - io:000000000030EE60, type:1, fd:3, table_index:3
11
debug1: Connecting to raspberrypi.local [192.168.0.1XX] port 22.
12
debug1: socket:404, io:000000000030EE60, fd:3
13
debug1: finish_connect - ERROR: async io completed with error: 107, io:000000000030EE60
14
debug1: connect to address 192.168.0.1XX port 22: Unknown error
15
debug1: close - io:000000000030EE60, type:1, fd:3, table_index:3
16
ssh: connect to host raspberrypi.local port 22: Unknown error

デバッグ・ログを出してみましたが私のレベルではよくわからず… SSH の デバッグログに出ている IP が 取れているのは ルーター側でも確認できていますし、Ping も 届いていました. ネットワーク的には正しく接続できているようです.

これまでのラズパイは?

久々にインストールから作業したので、だいぶ間が空いてましたが当時使っていた古いイメージ 2016-09-23-raspbian-jessie-lite.img が 残っていたので、こちらを新規で使ったところ SSH 接続できました. あれ?

ということは、これまでのバージョンアップの中で何かが変わったのかもしれません. ということで、ようやくリリースノートをあたります. (もっと早く見ようよ、自分 orz)
以下 http://downloads.raspberrypi.org/raspbian/release_notes.txt より抜粋.

1
2017-03-02:
2
  * Updated kernel and firmware (final Pi Zero W support)
3
2017-02-16:
4
  * Chromium browser updated to version 56
5
  * Adobe Flash Player updated to version 24.0.0.221
6
  * RealVNC Server and Viewer updated to version 6.0.2 (RealVNC Connect)
7
  * Sonic Pi updated to version 2.11
8
  * Node-RED updated to version 0.15.3
9
  * Scratch updated to version 120117
10
  * Detection of SSH enabled with default password moved into PAM
11
  * Updated desktop GL driver to support use of fake KMS option
12
  * Raspberry Pi Configuration and raspi-config allow setting of fixed HDMI resolution
13
  * raspi-config allows enabling of serial hardware independent of serial terminal
14
  * Updates to kernel and firmware
15
  * Various minor bug fixes and usability and appearance tweaks
16
2017-01-11:
17
  * Re-release of the 2016-11-25 image with a FAT32-formatted boot partition
18
2016-11-25:
19
  * SSH disabled by default; can be enabled by creating a file with name "ssh" in boot partition
20
  * Prompt for password change at boot when SSH enabled with default password unchanged
21
  * Adobe Flash Player included
22
  * Updates to hardware video acceleration in Chromium browser
23
  * Greeter now uses background image from last set in Appearance Settings rather than pi user
24
  * Updated version of Scratch
25
  * Rastrack option removed from raspi-config and Raspberry Pi Configuration
26
  * Ability to disable graphical boot splash screen added to raspi-config and Raspberry Pi Configuration
27
  * Appearance Settings dialog made tabbed to work better on small screens
28
  * Raspberry Pi Configuration now requires current password to change password
29
  * Various small bug fixes
30
  * Updated firmware and kernel

ありました! ちょうど、これまで使っていた 2016-09-23 の 次のリリース 2016-11-25 で変わったようです.
SSH は デフォルトで起動しないようになっていて、ブート・パーティション に “ssh” というファイルを置くことで有効にできるようです. これによって、接続ができなかったのですね…

1
2016-11-25:
2
  * SSH disabled by default; can be enabled by creating a file with name "ssh" in boot partition

これからのセットアップ

セットアップについては、これまで通り SD カードをフォーマットして、イメージを書き込むところまでは同じになります. 最後に “ssh” というファイルを置くという手順が増えました.

Windows からは、エクスプローラー で SD カード の ドライブを開いて、”ssh” というファイルを作ります.

作るファイルのもとは何でもよく拡張子を削除して作るだけになります. 今回はビットマップ イメージを選び、最初から入力されていた 新しいビットマップ イメージ.bmp を 消して ssh としました. “拡張子を変更すると、ファイルが使えなくなる可能性があります。” と 警告表示されますが、今回は特に問題ないので [はい] を クリックして進めます.

“ssh” というファイルが置かれました. これで完了、後は起動するだけです.

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ラズパイ の OS や ストレージに必要です. 16GB あれば十分だと思いますが、用途次第なので お好みのサイズで用意します.


ファイルを置いたら何時もと変わりなくアクセスできるようになりました. SSH 接続できないと各種設定ができないように思いますが、どうして SSH を デフォルトで無効にしたのだろう…