いつか消えた PPT の アバター とか、 Style 1541 とか

パワーポイントで図を描く際にクリップアートの検索を使い、アイコンや画像を探して使っています. このクリップアートの検索がいつの間にか思うような結果を返さなくなりました… なぜ? そして、どうしたら?
現在は「パワポマン」の検索で手に入るようになりましたが、ふと思い出すツイートがありましたので、まとめ.

クリップアートの検索 は 終了した

思い起こすと、いつの間にか終了していました. 普段からパワポなどを使っている方は知っていたのかもしれませんが、パワポと開発環境とを行ったり来たりしていて、ちょうど開発環境のシーズンに終了したようでした…
この件についてはマイクロソフトからの大きなアナウンスは無かったように記憶しています. また、いろいろあるウェブサイトやニュースでも取り上げられていなかったようにも思います.

何が起こったのか改めて探してみたところ、こちら クリップ アートの提供を終了し、Bing イメージ検索に移行 – Office Blogs が マイクロソフトからのアナウンスになっていたようです. 2014年12月に終了した とのこと. そして Bing の イメージ検索を使うようにとのことでした.
うーん、なるほど、通りでクリップアートの検索をいろいろ試すと Bing へ 飛ばされるケースがあったわけですね. そして、その Bing が これまでのクリップアートと同じものは返してくれてなかったと.

マイクロソフトからのアナウンス は あまりにあっさりしていましたが、こちら News & Trend - 要注意!MSオフィス 「クリップアート」の「ひっそり終了」がもたらす混乱:ITpro の 記事では “ニーズ減少で終了、「問い合わせがあったのは日本だけ」 – ITpro” と 具体的というか、直接の話が書かれています. なんと、使っていたのは日本だけだったということでしょうか!? なんてこったい.

その他、改めて検索すると終了の情報がありました. 当時は何で気づかなかったかなぁ…

さぁ 困った Style 1541

さて、そんな中で困ったのが Style 1541、私たちは アバター と 呼んでましたが、人を表す顔のないアイコンです. 本ポストのアイキャッチに使わせていただいているクリップアートさんです.

サーバーのクリップアートなどは何とかなりますし、クラウドについては公式で提供されているものもあり、システムの構成図などはあまり困らなかったりします. (それでも Style 1542 が なくなったのはつらい)

しかしながら、人を表すためのアイコンはどうしても困ってしまう… ビジネスやら、運用やらと、なんだかんだで人を表すシーンはあります. いろいろ探したのですが、どうしてもアイコンセットの画像みたいなものばかりで、個別のアイコンが手に入らずでした.
何とか過去の PPT から サルベージして使いまわしていましたが、全てがそろっているわけでもないですし、縮小していたりすると、もはや元の大きさに戻せない orz

他の素材集を探したり、手に馴染ませるのも、めんどくさい物でして困り果てました.

そして、パワポマン!

そんなある日、どの様な経緯か忘れましたが「パワポマン」というキーワードが引っかかり、念願の Style 1541、アバター の 復刻版 を 見つけることができました!!

マイクロソフト クリップアート 復刻 さん の ウェブサイトです. こちらで消えてしまったクリップアートのアバターさん達を パワポマン として復活させてくださっていました. 復刻の経緯は マイクロソフト クリップアート 復刻: Microsoft クリップアート復旧サイト の ページで詳しく説明されています. 復刻してくださり、ありがとうございます! とてもとても助かりました.

なお、検索ワードは「パワポマン」が よいようです.

参考にしているプレゼン関連の書籍

プレゼンを作る際にテンプレートや素材集はあまり使わず “パワポマン” を 使わせていただくケースが多いですが、プレゼンそのものについては、いろいろな書籍を参考にしています. その中でもよかったのがこちら.

マイクロソフト伝説マネジャーの 世界№1プレゼン術

日本マイクロソフト株式会社 の 澤さん の プレゼンに関する書籍です. マイクロソフトテクノロジーセンター の センター長 を 勤め、マイクロソフト社のエバンジェリストを率いられています.
こちらの書籍は、プレゼンのためのテクニックというよりも、なぜプレゼンをするのか、なぜプレゼンが必要なのかという点から書かれています. ここでの「プレゼン」は 大人数を前にしたようなプレゼンではなく、営業だとか、自分の考えを伝えるためだとかにも当てはまり、ビジネス・スキルとしても役立ちます.
プレゼンを作る際にはいつも読み返す、基本の立ち位置として重宝しています.

プレゼンの極意はマンガに学べ

漫画家の三田紀房さん の 書籍です. ドラゴン桜エンゼルバンク などが有名ですが、ビジネス関係の書籍も出されています.
こちらは、その中でもプレゼンに関する書籍で、プレゼンを一つの物語として考えてみようというものになります. 一般的なプレゼンの書籍とは一線を画すので、好みが分かれるところだと思います. ご自身の漫画を例に、どのようにスライドを作るのかについて書かれています.
プレゼンだけではなく、アイデアの練り方などにもふれているのがよく、たまに読み返しては様々なことに思いを巡らせたりしています.


と、いうことで、1541 とか、アバター とかで使っていたクリップアートさんは、マイクロソフトの方針で消滅し、マイクロソフト クリップアート 復刻 さん の お力で復活してました.

パワポマンには、いつもいつも お世話になっております. そして、本ポストがパワポマンにたどり着けていない方の導線になれば幸いです.

そもそも元のクリップアートの呼び名自体分からないですし、パワポの丸い人とか、人のアイコンとか、特定のものを指さないような呼び方をしていたように思います. ましてや 1541 なんて知ってる人のが少ないでしょうし、アバターは違うのが引っかかるしと、検索が難しいですよね.