Visual Studio Code 最初の設定変更

Visual Studio Code が インストールできGit も 使えるようになりました. まだ使いこんでいないので、よい設定や便利な拡張機能が見いだせていないですが、とりあえず必要最低限の最初の設定をしておきます.
Eclipse での設定と同様、各種設定については、お好みがあると思います. ご参考になれば、といったところでしょうか.

作業環境

  • Windows 10 64bit
  • Visual Studio Code

ユーザー設定の表示

Visual Studio Code を 起動します.

Ctrl + , で ユーザー設定 の settings.json を 表示します.
Visual Studio Code は GUI の 設定を持っておらず、JSON ファイルを編集して設定します. とはいえ、各設定に説明がついていこと、エディターによる支援もあるので、難しいことなく設定できます.

設定変更の方法概要

ユーザー設定が分割エディターで表示されています.
左側が既存の設定でデフォルトになります. そこから変更する項目を右側にコピーして値を変更します.
コピーと設定変更は、左側で変更したい項目にマウスをのせると、鉛筆アイコンが出てくるので、クリックします.
クリックすると、設定できる値に応じて選択肢が表示されたり、テキスト入力の場合はコピーするといったアクションが表示されます. アクションに応じて設定を変更していきます.
Visual Studio Code の 再起動が必要な場合は、ダイアログが表示されるので指示に従います.

フォントの変更

まずはフォントを例に設定変更します.
開発環境にとってフォントは大事、今回も Eclipse でも使っている M+とIPAの合成フォント さん の Migu 1M を 使わせていただきます.. 素晴らしいフォントをありがとうございます!!

分割されているユーザー設定の左側、既存の設定 から [エディター] を 開きます.

"editor.fontFamily": "Consolas, 'Courier New', monospace", の 行に マウスをのせると [鉛筆アイコン] が 表示されます.

[鉛筆アイコン] を クリックします.
今回はテキスト入力の設定項目のため [設定にコピー] が 表示されるので、クリックします.

右側にコピーされ、設定値 ここでは "Consolas, 'Courier New', monospace" に フォーカスがあたります.

右側にcopyされた設定を "'Migu 1M'" にし、 Ctrl + S で 保存します. エディターに表示されているフォントが即時に変更されます.

空白文字の表示方法を変更

続いて選択肢のある設定変更の例として、空白文字の表示方法を変更します.
左側から "editor.renderWhitespace": "none", を 探す or 設定の検索 をし、 [鉛筆アイコン] を クリックします.

設定値の選択肢が表示されるので選択します. 今回は "boundary" を 選択しました.
右側にコピーされ、値が "boundary" に なっています.

今回設定した項目

上記 フォント変更 や 空白文字の表示方法 の 設定変更のように、左側の [鉛筆アイコン] から アクションを選択し、右側で設定を変更していくことで、設定が変更できます.
これを Visual Studio Code 1.15.0 時点、354個 の 項目から変更する値を探して設定します. 凄い設定項目数ですね…

今回は以下の設定を行いました.

設定項目 設定値 設定内容
editor.fontFamily “‘Migu 1M’” フォント を Migu 1M
editor.rulers [80, 120] 垂直ルーラー は 標準の 80 と よく使う 120
editor.minimap.showSlider “always” ミニマップのスライダー を 常に表示
editor.cursorBlinking “smooth” カーソル・アニメーション を スムーズに
editor.renderWhitespace “boundary” 空白文字を単語間の単一スペース以外表示
files.autoGuessEncoding true ファイルを開くときに文字セット エンコードを推測
files.eol “\n” 既定の改行文字を LF に設定
files.trimTrailingWhitespace true ファイルの保存時に末尾の空白をトリミング
files.insertFinalNewline true ファイルの保存時に最新の行を末尾に挿入
terminal.integrated.scrollback 200000 ターミナルの最大行数

更新
2017年9月4日 editor.minimap.showSlider を 追加


とりあえず基本設定はできました. files.insertFinalNewline などは よい設定ですね. 私は習慣化しているのでエディターの支援が効く機会が少ないかもしれませんが、チーム開発ではチョイチョイ引っかかるケースがあるので、設定に入れてしまって自動でやってしまうのがよさそうです.